「目の位置」について
目の位置を考える場合は、ドクロを意識して描くとわかりやすいです。目玉はドクロの目の穴の中にあります。この穴の部分をアイホールとも呼びます。
では、目の位置、アイホールの位置について説明します。
1.顔半分を目の高さの横線を四分割にして、その位置に印を付けます。
2.四分割したうちの、中の2つを通る直径の円を描きます。
これが、だいたい"目玉"の穴の大きさになります。
3.目玉のアタリの範囲の中で目を描きます。
4.アイホールの大きさに合わせて目を描いていきます。
アイホールは目玉より少し大きめに描きます。
5.反対側も同じように描いて完成です。
"斜めの顔"も同じ方法で横幅の位置を割り出すことが出来ます。しかし、目の大きさ(縦の大きさ)は上手く割り出すことが出来ないので事前に目の大きさを決める必要があります。横幅は、割り出した幅で、目の高さは事前に決めた高さで描けば問題なく目は描けます。
「目」について
目の描き方はそれぞれ特徴があり、漫画やイラストの場合、現実の目の構造を無視して描かれている場合があります。
絵を描き始めた人によくあるのが、まつ毛に厚みがないことです。イラストなどは、目をデフォルメしている為、まつ毛も厚みがあります。いまいち、目が上手く描けない場合は、まつ毛に厚みを付けると上手く見える場合があります。
また、"瞳"や"目の光彩"や、"まつ毛から落ちる影が目の中"でどのように描かれているのかを調べるといいと思います。
「鼻」について
鼻は立体を意識する必要があります。どうしてもわかりにくい場合は"三角錐"の立体を意識してアタリを描くことをお勧めします。
3DCGで考えるとこの様な感じになります。
※人によっては、"三角錐ぽい台形"をイメージしてやる場合もありますが、難しくなるので基本的には"三角錐"で問題ありません。
「眉毛」について
眉毛は、基本アイホールという。目のくぼみ(ドクロでいうと目の穴の部分です。また、アイホールとも言います。)の上に生えています。そこを意識して描くと良いとおもいます。
アイホールの中にあるマブタの上のラインは、二重のラインになります。
眉間の近くにあるアイホールに沿って描いてある線は、アイホールの線になります。間違いやすいので注意が必要です。
時代やキャラクターによって、眉毛の太さが変わったりします。"太い場合"や"細い場合"など様々な眉毛が存在します。
※キャラクターを描く際、場合によってはアイホールの位置を無視して眉毛を描く場合もあります。
「髪型」について
髪を絵で描くときは、髪を複数のブロックとして考えると描きやすくなります。例えば、「前髪ブロック」「サイドの髪のブロック」「後ろ髪ブロック」と塊にして考えると良いです。
また、後ろ髪の毛を描く際は、少しアタリよりボリュームを出す感じで描きます。
「青」が前髪になります。
前髪はアタリの頭の上から描いていきます。
「赤」がサイドの髪になります。
前髪より少し外側に出るように描きます。
「緑」が後ろ髪になります。
"つむじ"を意識して、アタリより少しボリュームを出すイメージで描きます。
ブロックを大まかにアタリをとった後に細部を描き加えていきます。
※髪の毛のアタリの場合、複雑になりますが、見えない部分も描いておくと、髪の毛の繋がりが"おかしくなる"のを防ぐことが出来ます。
髪型は、雑誌などの"ヘアカタログ"を参考にすると"前から見た構図"や"横から見た構図"、"後ろから見た構図"が見れるため参考になります。
"イラストの描き方の本"では、基本的に使う髪の描き方が描かれている本もあります。"イラストの描き方の本"では、変な奇抜な髪型の描き方を記載されている本ではなく、きちんと基礎を的な髪型が描いてある本を買うと良いです。
「目・鼻・眉毛・髪型について」は以上になります。